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Posted by おてもやん at

2009年08月30日

人間はどこまでも変わることができる




 熊本脳卒中地域連携ネットワーク・
脳血管疾患の障害を考える会
という
ちょっと長いタイトルの会に参加した時の話です。
脳卒中患者さんを支え、
それにかかわる医療関係者らの研究会に参加しました。
 
 市民会館をかなり埋める参加者でしたが、
座長が開口一番
「新型インフルエンザ感染を防ぐため、みなさんできるだけ離れて着席してください」と
発言したのに驚かされました。びっくり
なにしろ医療関係者ばかりですから、
離れてみても
誰か感染者がいれば、
感染は時間の問題。
どう防ぎようもありません。
そういうところから始まりました。ひょえー

 講演で印象に残ったのは
東京世田谷で開業しているリハビリクリニックの先生の話。
脳卒中で倒れた患者さんを
障害者としてみるのでなく、
障害はあるが主体性をもつよう援助することで、
人は無限に変わることができるということを、
写真で紹介しながら講演されました。

 わかりやすく言うと、
年齢にかかわらず突然、
脳卒中という重大な病気に倒れ、
重い障害を背負うことになった患者さんの心理は、
絶望ばかり。うるうる
「こんな身体になって惨め、情けない、死にたい」
などの気もちで落ち込むばかり。くすん

 そういう患者さんに好きなことを捜してもらい、
実現することで楽しみを見出し、
できたという実感から自信がつき、にっこり
自分からやり遂げようという自主性を持つことで、
さらに行動をおこすことで、
その患者さんのQOL(生活の質)が向上するという話しです。UP

 これはまさに科は違へど当院で実践していることと同じです。ピカッ
障害はあってもその人らしく生きていくことはできるUP
引きこもらず積極的に周りに働きかけることで、
人はいかようにも変わり続ける無限の可能性をもっている
ことをあらためて感じました。
  


Posted by kenkouarisa at 10:00Comments(0)菅 健一です

2009年08月29日

しあわせを感じる歯の話し




 8月27日
熊本県難病支援センターにおいて
しあわせを感じる歯の話し」と題して
講演をおこないました。

 まだ暑い木曜の午後、
一般の方から、難病と戦っておられる患者さんまで
たくさんの方に聞いていただきました。

 前年に引き続きの講演でしたので、
今回は線維筋痛症への
歯科からのアプローチとして、
歯科的治療によって
症状が改善された症例を
いくつか見ていただきました。

 線維筋痛症は全身に激しい痛みが起こる病気です。
線維筋痛症そのものが原因不明で、
検査法等も確立せず確固たる治療法も見出せない難病ですが、
推定患者さんは200万人ともいわれ
早急の対策が望まれています。

 今年から日本線維筋痛症学会が発足して
10月には学会総会が開かれますので、
わたしも参加してきます。

 今回は特に熱心に聴いていただき
質疑が30分を越え、
予定時間をオーバーしてしまいました。
  


Posted by kenkouarisa at 19:22Comments(0)菅 健一です

2009年08月12日

石を煮る

 


 子供の頃に読んだ昔話「むかしむかしある村を通りかかった旅の坊さんが、食べ物がなくて行き倒れになりかかっていた。坊さんが『腹が減って動けない』というので、村人がどうしたものかと思案しているところへ、知恵者の子供が一計を案じて、鍋に石を入れ水を加えてぐつぐつ煮始めた。村人が何ができるのか不思議がっていると、子供はすかさず、『これを煮ると芋のように軟らかくなるんだ。あとこれに味噌があるといい味になるんだがなあ』という。『そうだ、うちに味噌の残りがある』『うちには野菜が残っている』・・・といいながら村人たちが家にある食料を持ち寄って鍋はたちまちいっぱいになったという。
 喰えない石が食料に変わったという話で、子供の頃読んだときはなぜ石が喰えるのか理解できなくていつまでも疑問に思った。
 一方話は変わって現代の話。未曾有の不況といわれ失業者や生活に困窮する人が増加している。でもいくら窮乏しているとはいへ世界の最貧国に比べたら雲泥の差がある。もし知恵者の子供が現れて、『石を煮始めれば』餓死者はたちまちいなくなる。
 政治が悪い、社会が悪いと非難して、誰かが助けてくれることに期待するより、みんながこの国のよさに目を向け、みんなが幸せになるよう頑張ればたちどころに日本は豊かな国になるんじゃないでしょうか。
  


Posted by kenkouarisa at 20:21Comments(0)菅 健一です

2009年08月05日

人に助けられる嬉しさ






わたしのようなアナログ人間にはPCは大の苦手
しかもそれがMacだとしたら
もう限りなく別世界のように感じます

そのi-Macが壊れてしまったびっくり
ハードディスクが壊れたようで(もちろん診てくれた人の説明)
せっせとこれまでためてたデータが一瞬で消えた

データのバックアップを取っておかないといけないということが
PCに疎いわたしにもようやくわかってきましたひょえー

業者に頼もうにもMacはほとんど扱っていないことをNO
今更ながらはじめて知りました

今月末から講演が続くのでもうパニック
データをどうやれば取り出せるのか頼む
もし全部だめだったら・・・
時間が経つほどあせるものですね

PCのサポートをしてくれる人を
まずは身近な人からそしてクライアントさんにいないか!?
というところから心当たりを捜すことに
結局みなさん自分の仕事があり忙しい中
多くの人の手助けで少し解決の見込みが・・・
まだ予断は許しませんが・・・

みなさん本当にありがとうございます
気難しいMac相手に
なだめすかして献身的に頑張ってくれています

多くの人に助けられていることを
再認識させられる出来事でした

 ※ ちなみにこの文章は別のwindowsで
作っています
  


Posted by kenkouarisa at 19:02Comments(0)スガ歯科日記

2009年08月01日

子供を元気にするプロジェクト



子供時代の体罰による脳への影響  内側前頭皮質の容積が2割減少



昨夜そして今夕、
熊大医学部の友田明美先生の
追っかけをやりました

友田先生はNHKの
「脳の秘密、未来はどう変わるか」やNHKニュース
でも紹介された小児慢性疲労症候群の権威です。
虐待を受けた人の脳が
どのような変化を起こしているかを突き止めた
画期的研究を発表され
世界の注目を浴びている研究者です。

その先生が子供を元気にするために
脳を活性化する食品を開発しよう
という呼びかけに興味を抱いて参加しました

私の研究にもオーバーラップすることがたくさんありまして、
咀嚼と脳の活性化、
免疫力アップ、
ストレス解消等お役に立てそうなアイデアがあります

この閉塞的なストレス社会を、
子供たちが夢を持って元気に生きていけるよう、
そんなかかわりを持つプロジェクトを
英知を集めて
熊本から発信できればうれしいですね
  


Posted by kenkouarisa at 21:13Comments(0)口は何のためにあるか