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Posted by おてもやん at

2012年01月16日

うっ?痛そう!



今年の正月は

各地で暮らしている子供たちが

一同に揃いました




研修医である長男も

久々に帰省して

全員の顔が揃いました




団欒で

TVを見ながらくつろいでいると

長男が

荷物の中から取り出したものは

点滴セット




年明けから

救急救命科に配属されるそうで

緊急時の

静脈確保の練習を

させて欲しいということなのです




こういう術式は

いくら教科書を見ても分からないもの

実際に

体験してみるしかないのです




「ああいいよ」と軽く答えたものの

痛そうだな!

と内心ヒヤヒヤものドクロ




点滴用は

静脈注射よりも

手先のほうに入れるそうで

手の甲や手首に

注射するとのこと

ますます痛そう




そこで今年初めて

長男から

家族全員に

お年玉を貰ったことを思い出した

 もしかしてあれはこのため!




いやいやあれは

長男の感謝の気持ち・・・




ここは一家の主としての

威厳を見せるとき

全員が見守る中で注射開始




「さあどこでもやっていいよ」




「お父さん痛くない?」と娘




「大丈夫! 全然痛くない」えーっと…




左右の腕に何箇所か刺され

なんとか無事終了




結局一番お年玉をもらった次男が

最多の注射をされました
  


Posted by kenkouarisa at 20:16Comments(0)菅 健一です

2012年01月14日

食について考える ⑥



 術後3日目、

重湯から五分粥そして全粥になり

固形物のオカズが増すにつれ

気持ちも前向きになってくる。

退院する日も近いことが

気持ちを高めていることもあるのだろうが、

食べ物の力はすごい。

これは決して

薬物では得られないものだ。

食べられる口づくり、

そして消化器を大切にしなければならない。



 25年振りの入院生活は

痛みや発熱そして不快感等の

苦痛が全くなかったため快適だったが、

これから年齢や体力のことを考えると

早めの予防と検診を受けなければならないと

切実に思う。



 今年の正月はお粥と

少しのオカズで過ごして、

ウエストも少し細くなった気がする。

正月ということで

家内が子供たちのため奮発して

刺身やおせちを並べても

眺めるばかりで

雑煮もなしだが、

食事や食べ物について

じっくり考える時間を持てたと思う。

今回の体験をきっかけに

今年は食生活から健康を考える年にしたい。



 正月のTV番組は

相変わらず旅行先でのグルメや

至高の料理番組ばかりでうんざりする。

視聴率が稼げるのだろうが、

もっと食べ物のこと、

食べることの本質を取り上げた番組を作って欲しい。

番組製作者は

健康過ぎてこんな入院体験したことがないのだろう。



 自分が病気してわかる

健康の大切さを身にしみて感じた
  


Posted by kenkouarisa at 17:53Comments(0)口は何のためにあるか

2012年01月13日

食について考える ⑤

 

これまで毎日飽食していながら

もっと美味しいものを食べたいと願うのは

我欲に尽きる。

食べられないとよけいに欲望が湧いてくる。

肉汁の滴るステーキを腹いっぱい。

カニやアワビやとれたての魚、

旬の野菜果物をしっかり噛み締めるのは

至福の喜びであるが

欲望には限りがないとつくずく思う。





 食感は味覚だけでなく香り、

歯ざわり、

臭い、

色合い・・・

五感をフルに活用し統合されたものだ。





 そういえば食感を表す表現も豊富に存在する

 カリカリ ガリガリ

 グニャグニャ グチャグチャ

 サクサク ポリポリ ボリボリ

 クチャクチャ グニュグニュ 

フワフワ トロトロ

 ホロホロ ボソボソ 

プリプリ ツルツル 

シコシコ ギュギュ 

プチプチ バリッ 

パリッ トロリ ・・・

食欲をくすぐる表現が数多くある。

食べることは人生に大きく関わっているようだ。


 


ベッドの上の生活は

思考回路が麻痺してくる。

安静にしておかねばならないため

絶えず横になっていると、

脳が半分眠ったような状態になる。




 入院したら本を読んだりDVDを

見たりしようと決めて

持ち込んでいたのに集中力が出ない。

腹に力を入れないようにしなければならないので、

座ることもできない。




 これが長期になれば

脳力も体力も失われてしまうことだろう。




 よく病床で句作や投稿、

リハビリに励まれている方は

本当にすごいと思う。





 部屋は暖房が効いて

暖かいのに

食事をすると

なぜか鼻水が出てくる。

きっと副交感神経が働いて

鼻汁が出るのだろう。




 脳が食欲を満たすことで

快感を感じているのだと思う。
  


Posted by kenkouarisa at 19:50Comments(0)口は何のためにあるか

2012年01月10日

食について考える ④




 入院3日目になると

固形物が少しずつ増えてくる。

固形物が混じってくると

咀嚼回数も自然に増えてくる。




 でも食欲の方が勝ってしまい、

噛んでいるうちにすぐ飲み込んでしまう。

 水分が多いせいかボリュームの割にカロリーが少ない。


  300kcal程度。




  こんなメニューを考えれば

 簡単にダイエットできそうだ。

 しかも味は薄味でとても美味しい。

 管理栄養士さんおそるべし。

 今回は繊維性の物を

 控えねばならないため

 野菜類が少ないが

 非常に工夫された献立で

 素晴らしい。




  日常の肉や揚げ物中心の

 満腹メニューが

 いかに生活習慣病に

 直結しているかを

 身をもって体験する。




  食事には気を使ってきたつもりだが

 大いに反省。

  時々は体のメンテナンスのため

 人間ドックや早めの治療を行うと

 重病にならずにすむことを実感する。

 

  日頃から医療関係者の予防の話を

 是非聞いておくべきだ。(続く)
  


Posted by kenkouarisa at 22:07Comments(0)口は何のためにあるか

2012年01月07日

食について考える ③



昼食メニュー 

 重湯220g 

 トマトジュース 

 牛乳 

 お茶 

 麸2個入味噌汁 

 かぼちゃ裏ごしスープ








 噛むことを意識しても流動食は噛めない。


2.3口で喉を通過してしまう。

これで200kcalほど。

こんな食事をすればダイエットも簡単だと思う。

飽食に慣れすぎている自分を反省する。




 結局手術翌日は丸一日重湯生活。

唯一薄味の味噌汁に入っていた

麸2個に感動する。

噛むということは

こんなに嬉しいものかと感激する。




そこでこんな考えが思い浮かんだ


・ 噛めるのに噛むものがない食事、・・・

 自分は入院中だけ我慢すれば良いが・・・。





・ 噛めないのに噛まねばならない食事。

 こういう拷問のような生活を

 一生続けねばならない人々がいる現実・・・。





・ 食べるものが何もない生活。

 餓死を待つばかりの人々もいる現実・・・。





あらためて食事と噛むことの大切さを思う







噛まないと消化液が出にくい。

胃瘻の患者さんは口を介さず

胃に直接食べ物を入れるため、

消化液が出にくく、

下痢や便秘が多くなる。

(続く)
  


Posted by kenkouarisa at 18:54Comments(1)口は何のためにあるか

2012年01月06日

食について考える



というわけで

年の瀬も迫った12月28日より入院。

その3日前より下剤を飲み続け、

前日は腸に負担の少ない

お粥や素ウドンそして食パンと

質素な食事を取った。




そして入院当日は全くの絶食。

当日は外来患者さんの処置が

長引いたため

私の手術は17時からだった。




手術中は意識はあるが痛みもなく終了。

ポリープ2個を

レーザーで切除し

クリップで結紮された。




その夜は点滴2本があった。

食事はしていないが

空腹感は全くなかった。





 一夜明け

いよいよ食事にありつけることになった。

でも動くと

出血する可能性があるため

部屋に食事を運んでもらい食事。




朝食メニューは重湯、

かぼちゃスープ。

りんごジュース。

果物のすりおろし少々。




重湯には

食塩と練り梅が添えてあった。

減塩しようと

食塩は健康を考えてパス。




久々の食事で

胃腸に食事が染み込んでいく。

水分の多いものばかりで、

お腹がグルグルと鳴る。




重湯以外は

味が付いているので食べやすいが、

味のない重湯はとても食べにくい。

胃カメラのバリウムや

大腸検査の時の下剤を

飲んでいるようで

辛いものがある。

すべて流動食だった。(続く)
  


Posted by kenkouarisa at 20:38Comments(0)口は何のためにあるか

2012年01月05日

食について考える



 昨年末25年振りに

手術入院生活を送ることになった。




 夏場便秘がひどくなり

下腹部にしこりを感じたため検査へ行った。

すると25年前の痔の手術で肛門が狭くなり

便の通りが悪くなって、

息まないと出ないことで

腹圧が高くなり

脱腸を起こしかけていたことが判明した。




 その時は便を柔らかくする薬で

様子を見ることになり事なきを得たが、

この際大腸検査を受けませんか

という医師の勧めで大腸健診を受けることにした。




 そこで10月に大腸健診を受けたら

ポリープが見つかり

手術ということになったのだが、

そう簡単に診療を休むわけにもいかないので、

正月休みを利用しての入院となった。




 だから2ヶ月以上前から予約はしておいたのだが、

検診の時と同じつもりで軽く考えていたため

術前の注意書きを読んでいなかった。





 12月末の3泊4日の入院で

大晦日には帰宅できると軽く考え、

正月には

各地で生活している子供たちが集まるので、

久しぶりに温泉にでも行こうか

と予約していたのだが、

注意書きを読んで愕然。




 旅行や運動を避け、

食べ物もお粥や消化のよいものを取る。

刺激物を避ける等が

記入されていて

最悪の場合出血すると

腹膜炎で命にかかわると

記されているのを見て

慌ててキャンセルせざるを得なかった。(続く)
  


Posted by kenkouarisa at 18:08Comments(0)口は何のためにあるか