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Posted by おてもやん at

2010年03月05日

線維筋痛症殺人事件




大変悲しい事件です



全身の激痛で悩む

線維筋痛症の母親が

「病気のママなんかいらん」

と暴言を吐いていた

発達障害の息子(6)を

首を絞めて殺害したと言う

事件です




新聞の文面からは

母子の状況はつかめませんが




そこに激痛に苦しむ母親と

同じく発達障害で悩む息子が

存在していたことの事実




特に母親は

障害を持った子供を持ち

大変なストレス状態にあったことは

容易に察しがつきます




実際の事実関係を

確認していませんので

推測にしか過ぎないのですが

線維筋痛症の発症はストレスを契機に

発症することが多いのです




母子どちらが先に

発症したか

わかりませんが

どちらも大変なストレスだったでしょう







誤解して欲しくないのは

殺害を擁護するつもりは全くありません

彼女以外の患者さんは

じっと耐えているのですから




言いたいのは

この痛みとは

人の気持ちまで狂わせるほどの

厄介者だということです




体中をガラス片が動き回る激痛

光や音そして匂い等

ちょっとした刺激が

激痛を呼びます

その痛みに耐えかね自殺したり

リストカットの自傷行為すら

ざらにあるほどです




実際病気ほど

人を苦しめるものはありません

お互い健康であったなら

なんの障害も発生しなかった

かもしれません




でもたとえ病気であっても

こころの健康を維持できる人も

たくさんいます




こういう障害を個人の負担に負わさず

社会全体でサポートできる体制が望まれます
  


Posted by kenkouarisa at 09:00Comments(0)菅 健一です