2012年06月07日
歯科医師の歯科治療体験②

歯科は痛い、怖いというイメージが強くあります
治療に行かないといけない、と分かっていながらもなかなか行けないという気持ち、すごく分かります
今回は自分の歯科治療体験です
歯科医に成り立てのころ、奥歯にモノが詰まるところがありました
食事ごとに詰まるので、先輩の歯科医師のところへ行きました
本来虫歯は少ない方で健全な歯がほとんどでしたが、詰まらないようにするため、そこの歯2本を削って冠を被せるという説明を受けました
虫歯でもない歯を2本も削って被せるということに抵抗がありましたが、有名な先生で一度自由診療医の治療を体験して見たかったものですから、お任せで頼みました
まず麻酔注射を一気にグーッツと刺され、麻酔のための注射がこんなに痛いものかと泣きそうになりました
以来自分が注射されるときは体が震えます
最近注射をするところを見ると痛みが増すという研究データが出ましたね
麻酔が効いていても、歯を押さえたり引っ張ったりする感覚は残ります
治療の手順が分かりますから、次はこうなると考えるとますます恐怖です
そうこうしながら冠が入りましたが、神経を残したままですので被せたあとしばらく歯がズキズキしたり、噛み合わせがしっくりいかず、慣れるまでかなり時間がかかりました
今ならラミネートという歯を削らず貼り付けで歯の不足部を埋める治療があるので、このような治療はせずに済むようになっています
口腔は顔面と脳に最接近したところですのでより怖く感じるものです
いまの治療体系はこれらの自分の経験からの改善です
患者さんの心理への思いやり、言葉掛け、歯や口唇へのソフトタッチ、麻酔注射法、音の軽減、痛みを与える治療の回避等不安と不快を軽減するためのさまざまな試行錯誤が続きます
なかなか理想には近づきませんが、なりよりもの不安解消は信頼関係に尽きると思います